風水紹介
風水には様々な看法があります。決して難しいものではなく、本物はシンプルなものです。
巒頭
(形象は空より生じ、空は形象を生じる)象数風水は形より象意を読み、良き方向に変化させていく看法です。
色即是空、空即是色を理解していく過程で、目に見えるものは全て形の無い心から生じている事に気付かされます。
形あるものには、心が宿り、そこには法則があります。法則とは陰陽五行、天地人に則ったものです。
例えば、玄関前に電柱や樹木があれば、社会での障害となりますし、玄関前にゴミ置き場があれば、理不尽な事に会いやすくなります。玄関の前がゴミ置場では毎日、ゴミを見てから社会に出なければなりません。その不浄な物は知らず知らず深い意識に根付いていきます。鬼門とか、裏鬼門とかその後の問題です。毎朝、外に出た時に目にするものは人の潜在意識に根付いて行きます。
風水で大切なのは、その土地や家屋の形状を見る、巒頭から始まります。
この写真は、路冲の家屋で何年も空き家になっている所です。この空家は土形の形です。
前の道は木形ですから、木剋土で、土形の家屋が剋されています。
更にそれだけではなく、後ろから火形の家が上から見下ろしています。
見張られている象意です。
また、土形の上に火形ですから、炎上の象意となり家庭内外の不和となります。
それから、土地の高低を見ます。
エネルギーは高い方から低い方へ流れていきますので、高くなっている土地の影響を受けます。
地は磁場ですから、十二方位です。この家屋は、卯方位が高くなっており、争い事に悩まされます。
人の和も見ていきます。住む人の十二支が例えば、午年でしたら、
家屋の中心から午方位に何があるかを見ます。煞となるものがあるかを確かめます。
もし、トイレなど不浄物があれば、流される象意です。
そして、天の気を見ます。天の気は二十四方位です。
こちらの写真はどうでしょう。
斧の様な形の土地に見えないでしょうか・・・
このような土地に建てられた家は、トラブルや争いに巻き込まれやすいです。
正方形か、長方形の土地がベストです。
三角形の土地を時々見ますが、これは家の座方位が末広がりでしたら使える土地ですが、
居宅には不向きとなります。
表札でも吉凶の象意は出ます
この表札は、真ん中から割れています。
これは、易で言う離卦です。別れてしまった象意です。
表札は家の顔ですので、とても大切になってきます。
マンションで、名刺や紙に書かれた表札を見ますが、薄っぺらい象意になるので、
できるだけ、しっかりした表札にするのが良いと思います。
字体は、文字が広がる印象を与える「隷書体」が最もよいです。
表札がしっかりしてくると、
縦書きの表札は、貴人を迎え、横書きの表札は交友が広がります。
風水は決して難しいものではなく、基本を押さえれば、看法を使わずとも象意を変えていく事で開運に結びつけていけるものです。
輔弼課水法(些子水法)
外の気が家に入ってくる中心(太極)となる場所を滴水点と言います。
風水はまず大きな面を見て、次に線を見て、そして点を見ます。点(滴水点)に立ち、聴こえる音、目に入るもの、風の強さ、漂う香り…全てが風水です。
この水法が合局すれば、座山(家の座向)に吉祥の力をもたらします。座山自体にも象意があり、例えば乙山の家は技術に富む、巽山の家は資格・試験に優れるなどです。
点(滴水点)から羅盤を用い、気を読み取るのが輔弼課水法(些子水法)です。「天」の気は「地」の水の上を走り、「人」の気に影響を与えます。
家屋に入ってくる気(来水)と家屋から出ていく気(去水)を羅盤で量り、合局、破局を見る看法です。
【些子水法鑑定例】こちらは、実際に鑑定し、手直しした、老舗のお餅屋さんです。
来水(貪狼合局)、去水(廉貞合局)で積極、富貴繁栄の象意とし、関西では並んで買うお餅屋さんとなっています。
玄空大卦
六十四卦を合わせ、「向」「山(峯)」「水」「龍(土地の高低)」で気を合局させる看法です。
主に、輔弼課水法(些子水法)を合わせた後、更に細かく易卦の六十四卦で合わせます。
家の向きと小水口(しょうすいこう)を六十四卦で合わせ、更に輔弼課水法(些子水法)を合局させ
「五鬼財運」に持っていけば、その家屋は大きく飛躍していく事が期待できます。
【玄空大卦鑑定例】
玄空大卦は六十四卦で揃えていきます。
現在三元九運の八運時ですから、水が去っていく方位(去水)が
一運で合い、座向など八運当運で合っている、非常に力のある
寺院です。
玄空大卦だけではなく基本は巒頭、次に輔弼課水法(些子水法)で
合局させ家屋の向きと小水口を六十四卦で合わせて行きますが
些子水法が使えない場所は玄空大卦を用いていきます。
玄空飛星
別名フライングスターで有名になりました。多くの方が学ばれている看法です。
主に理気を見る看法ですが、積極的に直していく看法ではなく、問題ヶ所を見つけていく看法となります。
その他 風水看法
「乾坤国宝」
座山を主に良い方向から来て良い方向に水を流すための水法。
「水龍翻卦水法」
来る水、去る水を360度二十四山から判断する水法。
「山龍翻卦水法」
各二十四山を八卦九星に分け、玄関や寝室など良い方位に配する水法。
「雌雄法」
どこに水を置けば効果が出るか水を置く場所を見る水法。
風水には様々な看法が存在しています。日本の湿潤ある家屋で、上手く風水の看法を
取り入れ行くことにより、大きな開運に結びつけていきます。
他にも風水の看法には、(煞を消す)消砂法や、(お墓)陰宅で用いる、七十二龍、百二十分金など、多くの看法が存在しています。
実際の鑑定例1(お子さんができないご夫婦)
風水は難しいと感じられる方も多いと思いますが、真理は、シンプルで簡易なものです。
こちらは、卯年生まれの女性を鑑定したものです。
お子さんが出来なく、今月から不妊治療をしたいと言う相談でした。
風水には、「滅龍経」と言う古典があり、先天と後天が同じ数になると、止まってしまう象意が出ると言う教えがあります。
7子1 4丑7 3寅9 8卯3
7辰1 4巳7 3午9 8未3
7申1 4酉7 3戌9 8亥3
前の数字が「先天数」で、後ろの数字が「後天数」です。
例えば、今年は子年で、今月は酉月です。
子は、7子1・・・酉は、4酉7
子の先天数7と、酉の後天数7が同じ数になっています。これを滅龍(先天後天滅する)と言い、今月に何かを始めると
前に進んでいかない象意が出ます。
ここから、不妊治療は、来月戌の10月から、子年戌月で、廉貞の再生星になりますから、来月から行われてはどうでしょうか・・・
とお答えしました。
これは、会社設立や、何かを大きく始める時の擇日にも応用が効きます。
また、家やお墓の座山と去水が滅龍になっていれば、子孫が繁栄しなくなります。
実際の鑑定例2(五鬼財運格の喫茶店)
喫茶店オープンの風水鑑定です。
ここは、
五鬼水貪狼財運合局・・・人が人の縁を呼び財を呼びこむ・・・、
と言う、大吉祥の風水でした。
坤宮に池があり、これは真霊神方位に当たり、
お金がどんどん入ってきます。
前にゆるやかな山があって、そこから大きな気をもらっています。
入口の前は広い駐車場になっていて、大明堂になっています。
ここの玄空飛星(フライングスター)で見ても、8運子山午向で、
離宮に入口があり、向星、座星8の離宮打刧で、2024年の
9運になるまでの10年間、面白いほど、売り上げがあります。
9運になっても、水が合っているので、売り上げは落ちないです。
店舗を気が囲んで合わさっています。これを、環包水と言いいます。
温かな気が、このお店を包み込みんでいます。
ただ、去水が2箇所で今後は支出を控えるようにとお伝えしました。
大きな看板が目立ちます。これは煞にはならずに、峰として見ます。喫茶店の座と峰は、店舗にとって、
巨門財運局になっていましたし、看板は木形で店舗も木形で旺じています。お客さんを集める風水で何の問題もありませんでした。
その他、ブログを時々更新していますので、御覧ください。